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俺的恋愛感 第10話 俺の心臓が壊れそうです。

隣にいる、誠の顔を盗み見る。

誠は、酒の入ったグラスを手に持って、小春ちゃんからもらった梅干を入れていた。

鈴森が誠のことを好きだと言っていたことが、頭の中でグルグル考えてた俺は、突拍子も無いことを言ってしまいそうで、怖かった。
口をあけたら、誠を好きと言いそう、だけど、この好きという気持ちに気づいたのもついさっきで、誠は俺がまだ圭太のことを好きと思ってるわけで・・・。でも誠は美由紀が好きで・・・。

グラスに入っていた酒を一気に飲み干し、思い切ってきいてみることにした。

「あのさ、誠。」
「ん?やっと話す気になったか?」
「えっと。」
「なんだよ。恭一らしくないな。」
「さっき、鈴森が言ってたんだけど、お前に好きだって言ったの本当?」
「・・・あいつ。」
「答えたくなかったら別にいいんだ。あ、そうだ。」

とあわててちがう話にもっていこうとすると、誠が低い声で答えた。

「本当だ。」
「そっか。そうなんだ。」

笑い飛ばしてやりたくなったのに、その言葉が全然でてこない。

「だが俺は鈴森のことを好きになることもないし、付き合うきもさらさらない。」

その言葉を聞いて正直嬉しくなった。

「そっか。」

ニヤニヤしそうになるのを我慢して、そっけなく答えたら、誠が頭をぐしゃぐしゃと触ってきた。

「なぁ、誠。男に好きと言われて気持ち悪かったか?」
「いや、気持ち悪いとは思わなかったな。けど、鈴森の顔を見たら真剣だったのは分かったから、諦めろと言ったんだがな。俺は好きでもないやつと付き合うとかできない。」
「誠は真面目だからな。」
「恭一は不真面目だな。女を食うだけ食ったらぽいだもんな。」
「今は、そんなことしてないよ。」
「そうだな。ちっとは真面目になってくれたみたいで嬉しいよ。兄貴としては。」

そう言って誠はでかい声で笑った。

「そういえば、圭太と美由紀ちゃんの結婚式、何時からなんだろうな。」
「さぁ、まだ葉書届いてないな。」
「12日に結婚式と言っていたが、場所も分からなければ、時間も分からないんじゃ行きようがないな。」
「そのうち葉書くるんじゃないか?」
「そうだな。果報は寝て待てというしな。」
「美由紀に電話して聞いておこうか?」
「うーん。葉書がくるだろ。それで十分だ。」

そう言って誠は、俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でて笑った。
誠が人の頭を触るのは、誠の癖で、別に他意はない。だけど、俺は誠に頭を触られるだけでドキドキしていた。

誠に心臓の音を聞かれるんじゃないかと気が気じゃなかった。

「そうだ。恭一、俺の桜色のシャツもってない?」
「あー。荷物にまぎれこんでたけど。」
「やっぱり、恭一のところだったか。」
「それがどうしたの?」

誠に言わなかったことがばれたのかと思ってあわてて聞いてしまった。

「あれ、圭太と美由紀ちゃんの結婚式にでも着ていこうと思ってたんだが、部屋探してもなくてな。もしかしたらと思ってな。」
「あのシャツ綺麗な色だな。」
「そう思うだろ。」

返してくれと言ってくるのかな?でも、あれを手放すのがおしいと思った俺は

「あのシャツ、俺にくれ。」
「ん?恭一気に入ったのか?」
「うん。そう。」
「そうか。お前は暗い系の色を好むからな。明るい色を取り入れたくなったか。」
「うん。だからあれがを俺にくれ。」
「恭一が気に入ってるんだったら。やるよ。」

そう誠に言われたとき、俺は小躍りしたくなる位嬉しかった。
だめだ返せって言われるんじゃないかと、内心ひやひやしてたが。

誠の誕生日が近いことを思い出した。

「誠。そういえば。今度の日曜誕生日だよな。」
「あー。うん。そういえばそんなのもあったな。」

誠に喜んでほしい、誠の笑顔をみたい。そう思った俺は

「俺の家でお前の誕生日祝わないか?昔よくやってたし。」

と聞いてしまっていた。男同士なのに、バカかとか思いながら、誠の返事を聞くのが怖かった。

「あー。懐かしいな。誕生日会って年でもないけど、たまにはいいかもな。」
「いいのか?」
「たまには、いいんじゃねぇの?しかし、俺も32か~。年とったな。」
「誠は、見た目若いから、32には見えないけどな。」
「いや、明らかに体力が落ちてきてる。」
「毎日ジムいってるのにか。」
「若い頃とは、違うんだよ。」
「ま、年には勝てんな。」
「同い年のお前に言われたかねぇな。」

と誠は拗ねた感じで言っていた。

「今度の日曜、俺が料理作ってやるよ。」
「え。大丈夫か?」
「これも勉強の為。」
「俺を実験体にするな。」

ま、頑張れよ。と言いながら、誠また俺の頭をぐしゃぐしゃ触ってきた。

誠の手は心地いい。
いつまででも触ってもらいたくなるような、大事なものに触れるような優しい手。
誠の手をずっと見ていたら、触りたくなった。

「誠の手ってでかいよな。」

そう言って誠の手に触れた。
ドキドキして、誠の顔を見ることができなかった。

いろんなところをこの手で触ってほしいとか、誠を触りたいとか、いやらしいことを思ってた俺は、顔が真っ赤になっているのにも気づかず、誠の手を触り続けた。
熱があるのか?恭一顔赤いぞと言い、俺のオデコに手をあてた誠は、んー?熱はないな。早めに帰るか?と聞いてくる。
オデコを触られただけなのに、俺はそれだけで嬉しくてもっと触ってほしいとそればっかり考えていた。

「大丈夫。熱はないよ。酒のせいじゃない?」

とごまかし、それでも執拗に誠の手を触り続ける。

「本当か?」

と誠が言って俺の額に額を当ててきた。
心臓がドキドキして、バクバクして、俺の心臓は壊れてしまうのではないかと心配した。
誠の目を見ることが出来なかった俺は、下ばっかり見てて、その先には誠の唇があって。
唇をずっと見てることしかできなくて、見てたら見てるだけで、キスしたいとか思って、俺は本当にどうなってしまったんだろう。

「んー。熱はないが、今日はもう帰るか。」

と言いながら誠が額を離していったのが、少し寂しかった。

お勘定をして、誠が俺を駅まで送るとと言ってきたのが嬉しくて、いつもだったら、1人で帰れる、子供扱いするな!って言うのに、それをいい逃してしまって、誠に送られてる訳で。

一緒に歩いているだけなのに、ただただそれが嬉しくて、このまま時が止まってしまえばいいのにと星に願った。



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2014-11-30 19:55 : 俺的恋愛感 : コメント : 0 :
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