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俺的恋愛感 第1話 俺彼女に振られました。

隅田恭一31歳。
今日3ヶ月付き合った彼女に振られました。


振られることの要因はいくらでもある。

①彼女をほったらかしにしていた。
②彼女の誕生日を全く覚えてなかった。
③付き合ったものの彼女に全く興味がわかなかった。
④とりあえず性処理の相手だったら女と言う性別ならば誰でもよかった。ただし自分より若いのに限る(ここ重要)

10回目のデートで俺はやらかしてしまったのだ。
彼女は結婚願望の強い女で、付き合って2ヶ月くらいのときから結婚したいな~☆的なオーラをまとっていた。
付き合って2ヵ月半頃から俺のマンションの机の上にこれみよがしにウェディング雑誌を置いて帰ったり、参加した友達の結婚式の感想を延々と電話で話しをしてきたり、それはもう本当にすごかったのなんの・・・。

そして今日、彼女は家の近くのファミレスで食事をしてる最中にいきなり言い始めたのだ。俺と結婚したいと。
俺はまだ結婚する気もなかったし、独身生活を満喫したいと思ってたので丁重にお断りしたのだが、どうやら上手く彼女に伝わらなかったみたいだ。
別れ間際に彼女は言っていた。

「恭一ってほんとに私のこと好きなの?家に入れてくれるのだって付き合って2ヶ月たってからだし、私の誕生日だって忘れてたし、会ったら会ったでやるだけだし、会いたいって言うのもいつも私からだし、私ってほんとに恭一の彼女なの?!」

と・・・。
そして更に続けてこう言った。

「恭一って本当はやれれば誰でも良かったんじゃないの!?」

で。
まくし立てて言ってくるものだからだんだんめんどくさくなってきて言ってはいけないことを言ってしまったのだ。

「お互い子供じゃないんだからさ、体だけの関係だけでも別にいいと思わない?俺結婚する気これっぽっちもないし、お前が付き合いたいって言うから付き合ってやったのに。めんどくさいこと言うなよ。」

と・・・。
別に売り言葉に買い言葉ってわけでもなくつい本音を口走ってしまったのだ。

彼女は生ゴミでも見るような目で俺を見て、俺の顔をこれでもかと言わんばかりにおもいっきり叩き、顔はいいのに性格は最低ね!と捨て台詞をはいてファミレスから退場していった。


そうなのだ。
俺と言う人間は性処理目的で女と付き合ってしまう最低野朗なのだ。
それは自分でも自覚している。この性格を自分で自覚しているからこそ今まで気ままにやってこれたのだと俺は思う。

彼女がファミレスから出て行ってから1時間はたっている。
追いかけるつもりもなかったので俺はそこでいつものように食事を取り、おもいっきり叩かれた頬を鏡でチェックしていた。

すると急に鏡を覗いている前に誰かが立った。

「又彼女に振られたのかよ。」

そう言って向かいの席に座ったのは俺の幼馴染で同級生の磯部圭太とその彼女であり俺の妹でもある隅田美由紀だった。

「お兄ちゃんこれで何人目よ。あんまり言いたくないけどさ、そんなことばっかりしてたらそのうち刺されるわよ。」

小言は美由紀の十八番だ。
実家に帰ったときでさえもいつもこの調子なのだ。

「そろそろお兄ちゃんもいい人みつけて結婚しなよ。31歳になって結婚してないのってお兄ちゃんとまこちゃんくらいじゃないの?」

更に美由紀の小言は続く。
だが、何か違和感を覚えた。
今までの美由紀だったら結婚しろと言うことはなかった。
マンションに帰る時は背後に気をつけるのね。と言う言葉でいつも締めくくるのに、今日はなんだかおかしい。

美由紀のおかしい言動を考えていたら圭太がおもむろに言ってきた。

「俺、みーちゃんと結婚することにしたから。」

美由紀と圭太は5年前から付き合っている。
圭太が子供の頃から美由紀の事を好きなのは知っていた。
付き合ってくれと言うことができないまま26になり、痺れを切らした美由紀のほうが告白して交際がスタートしたのだ。

その2人が結婚。

びっくりして圭太の顔をずっと見ていたら

「何よ。喜んでくれないの?」
「ああ、いや、あまりにも突然だったからびっくりして。」
「それにしてもお前達結婚考えてたのか。これで独身は俺と誠の2人になったわけか~。なんか寂しいな~。」
「そうよ。お兄ちゃんがなかなか結婚しないから私のほうが先に結婚してやることにしたの。けいちゃんでも結婚できるんだからお兄ちゃんもできるわよ!」
「みーちゃん俺でもできるってなんかひどくない?」
「ひどくない!本当のこと!」

いつもの様子の2人を眺めながら俺は何故だかどんよりした気持ちでいた。
彼女に振られたからとか別にそうゆうわけではない。
なぜかショックを受けていたのだ。

2人が結婚?!
子供の頃から見ていた2人が結婚する。
めでたいことなのだが、なかなかおめでとうの言葉が出てこない。
おめでとうを言い出せないままでいたその時俺の携帯が鳴り始めた。

携帯の液晶画面を覗くと誠の名前が表示されていた。
誠の名前を見たときほっと胸をなでおろしてしまった自分に気づく。

ー俺なんでほっとしてるんだ?-

電話に出るといつもの誠のでかい声。

『恭一?今から飲みにいかね?』
『今から?俺今から家帰って失恋の痛手を癒そうと思ってたんだけど?』
『お前またかよ!これで何人目だよ。つか失恋したって声じゃないんですけど?いいから来いよ。いつものGPな。』

と言うだけ言って誠は電話を切った。

「お兄ちゃん、今のまこちゃん?」
「うん、そう。今から飲みに行かないかってさ。圭太と美由紀はどうする?」
「俺とみーちゃんは今からみーちゃんの両親に報告に行くから。」
「そっか。んじゃ又今度な。あー、それと結婚おめでとう。」

ようやく言えることのできたおめでとうの言葉。
だけど胸の奥のほうが何かちりちりと痛む感じがする。
胸の奥のちりちりする感覚が分からないまま俺はファミレスを後にした。
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2014-11-16 22:11 : 俺的恋愛感 : コメント : 0 :
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