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俺的恋愛感 第7話 俺キスしました。

誠の家につくと、持ってきた旅行鞄を寝室の隅におき、マンションの近くにあるスーパーにいくことにした。

俺の退院祝いにと、誠が手料理をふるまってくれるらしい。

スーパーの中は、夕方と言う時間もあって主婦達であふれかえっている。

誠が買い物カゴに野菜やら肉やら色々詰め込んでいたが、いったい何の料理を作るのだろう。
今から楽しみだ。

誠は、料理が上手だ。
特別何か習っていたという訳ではないが、両親が離婚し、祖母と一緒に暮らし始める前は、家のことは全て誠がしていた。
地元に戻ってきてからも、毎日の炊事はやっていると言っていたこともあった。

いつだったか、美由紀と圭太と俺の3人でご飯を食べに行ったとき美由紀が、まこちゃんのお嫁さんになるひとは、大変だ。とか言ってたのを覚えている。

俺は自分の買い物をすませると、まだ食材を選んでいる誠の元にむかった。

俺の持っているビニール袋を見て

「恭一。またそんなお菓子ばっかり買って。少しは健康のことを考えろ。」

と誠に怒られてしまった。

俺は料理が全くと言っていいほどできない、いつも外食かカップラーメンですませていたし、第一女が途切れたことなど無かったから、ご飯に困ることもなかった。
空腹を満たすことができ、、食べれるものだったらなんでもよかった。


誠が買い物をすませると、背中の傷にさわるかもしれないといって俺のもっているビニール袋まで持ってくれた。
誠はいつまでたっても過保護だ。

部屋に帰ると早速誠は晩御飯の支度をはじめた。

ソファーに座って、キッチンにたっている誠を見る。

誠は、優しいし、顔もかっこいい、それに料理だってできるし、なんだってできる。
俺が女だったらほっとかないのだが、誠に女がいたとかそうゆうことを聞いたことがない。
小さいころから美由紀のことを好きだったのだろう。
誠は、一途なのだ。美由紀のことを思い、美由紀の幸せを一番に考えてるのだと思うとなんだか複雑な気持ちになった。


いつの間に眠ってしまったのだろう。

「恭一、飯ができたぞ。」

と言って誠に起こされた。

テーブルに置かれた料理は、本当にどれも上手そうだ。
豚汁に鮭のホイル焼き、それと根菜のきんぴら。

退院したばかりだと、あまり油っぽいものは体によくないと誠が言っていた。

「すごいな、誠。もうどこにでも嫁にいけるな。」

男が嫁にいけるわけなかろう。と誠が笑った。

晩御飯も食べ終わり、ソファーでごろごろしている俺に風呂に入ってこいと誠が言ってきた。
晩御飯の支度をしながら、風呂の用意までする。本当に誠はすぐにでもお嫁にいけそうなくらいだ。

湯船につかりながら、スーパーから出るときの誠を思い出して笑ってしまった。

3袋もビニールを持って出口でこけそうになってた。
俺も持つと言ったのに、けが人は甘えてろと言って絶対袋を渡さなかった。

風呂から出ると、びちゃびちゃになっていた俺の頭を誠が拭いてくれた。
風邪ひいてもしらんぞと言いながらぶっきらぼうに俺の頭を拭く。
タオルから垣間見えた誠の目は、とても優しい目をしていた。
その目を見たとき、美由紀が彼女だったらもっと優しい目をするのだろうと、少し嫌な気分になった。

「自分で拭けるよ。誠も風呂入ってこいよ。」

と少しムッとして言ってしまった。
誠は、へいへい。と言いながら風呂場に消えていく。

誠が上半身裸の状態で風呂からあがってきた。
誠の裸にドキっとしてしまった。
誠がどうした?と聞いてきたが、なんでもないと。言うと誠はへんなやつ。と言ってソファーに座ってきた。

借りてきたDVDを見たいと、誠がブルーレイディスクをセットしている。
先日亡くなった俳優の昔の映画だった。

誠は、小さい頃から時代劇や昔の映画が好きだった。
流行の戦隊物をみることもなかったし、アニメや漫画も見なかった。
圭太と俺は流行のアニメや戦隊物の話で盛り上がっているのに、誠だけいつもうんうん。と聞いてるだけの変な子供だった。

映画を見ている途中で誠は寝てしまった。
疲れているのだろう。
俺が入院している間、誠は仕事が終わる時間になると現れ、面会時間ギリギリまでいた。
残った仕事は多分持って帰ってしてたのだろう。面会に来てるときはなんだかいつも眠そうだったし、俺の病室で少しだけと言って、ベッドの横のいすに座って寝てたこともあった。

寝ている誠の寝顔を見る。
気づいたら、俺は誠にキスをしていた。
柔らかい唇だった。

我に返った俺は、誠を起こした。

「寝るなら、ベッドで寝ろよ。」

と言うと、誠は、ベッドは1つしかないし、布団も1組しかないから今日はソファーで寝るよ。ベッドはお前が使え。とそのまま寝てしまった。

お言葉に甘えて誠のベッドで眠ることにしたのだが、なかなか寝付けない。
さっきのことを考える。
俺は何故まことにキスをしたのだろう。確かに柔らかそうな唇だな。とは思った。
考えても考えても分からない。
寝返りを打ったとき、かすかに誠の香りがした。
誠のシャンプーの臭い、それとタバコの臭い。
夜1人で眠るのは、何年ぶりだろう。


仕事が終わると一緒に帰り、帰りの途中でスーパーに寄る。
晩御飯は誠がいつも作ってくれたし、晩御飯を誠が作ってる間、俺は洗濯をしたり、風呂場を洗ったりした。
1回晩御飯作りに挑戦したが、作った野菜炒めはこげて苦かったし、味噌汁は沸騰してしまって、煮詰まってたしで最悪だった。
まずいから、捨ててコンビニで弁当を買ってくると言ったのに、誠はおいしいと言って食べてくれた。
それがすごく嬉しかった。

そんな生活が半年も過ぎようとしたとき誠が、

「恭一の体も大丈夫だろうし、そろそろマンションに帰るか?」

と聞かれた。
俺は別にこのままでもいいけど。と言うと誠は、住んでないマンションの家賃を払うのもバカらしいし、彼女が出来たとき、この家に連れ込むとかできんだろ。と言った。

俺は自分の部屋に戻ることにした。

誠の部屋に住んでる間、俺の荷物はいっぱいになってた。
誠の部屋にいくと決まったときは、旅行鞄1つだったのに、ダンボール4個分になっていた。
部屋に戻るときちょっとした引越しみたいになった。

「何かあったら来ていいから。合鍵だけ持っておけ。」

と誠は返したはずの合鍵を俺に渡して帰って行った。

自分の部屋なのに、なんだか落ち着かなかった。


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2014-11-25 18:55 : 俺的恋愛感 : コメント : 0 :
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