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天王寺学園の誉君 22話 府男子、後藤友則の独想

生徒総会が終わって今俺は自分のクラスに戻っているところだ。

いや~しかし驚いたね!
何が驚いたかって言うと、あの御剣誉の容姿だよ!

ハニーブランの髪の毛はとっても柔らかそうな絹糸みたいだし、大きな金色みたいな目は零れ落ちそうだったし、唇も頬も紅さしたように紅いんだもんね~。
この学園の近くに白鳳女学院って学校があるんだけどさ、そこのお嬢さんが間違ってここに編入してきたんじゃないかって程可愛かったよ。いや、可愛いってよりは綺麗って言ったほうがいいな。

それに俺、御剣には何かあるんじゃないかって思ってたんだよなー!
アフロヘアにあの瓶底眼鏡だろ!?よくBL小説やBLマンガで見る王道学園の転校生みたいな格好してるんだもんよ。マジ驚いた。
しかもそれ取ったらあの容姿だろ?驚くってどころじゃなかったぜ。もうほんとぽかーんだよ。全校生徒ぽかーんってなってたもんな。
でも、今日変装といちまったのはいただけないな!編入してきてまだ3日だぜ?
あの格好の意味なかったと思うんだよなー。3日で変装とくならはじめからそのままで編入してこいっての!
いや、あれは風紀委員長が勝手にとったのか?でも御剣抵抗するそぶりなかったし、やっぱり今日変装とくはずだったんだな。
もう少しあの格好を堪能させてくれても良かったと俺は思うんだけどなー。
学園全体からいじめられまくってそれからどーだーって感じに変装をといて欲しかったよ。
御剣は王道編入生ではなかったのか?

はっ!
もしかしたら又編入生がくるとかあるんじゃね?

…。

いや、ないか…。




それにしても御剣が編入して来た日に声掛けられたときはマジびびった。
だってさ、俺の格好って所謂不良ってやつじゃん?編入生が不良に声掛けてくるっつーのは王道学園では王道中の王道よ!俺は逃げたね!だって俺ほも~じゃないもんよ!

府男子だけど、ドノーマルだからほも~には絶対なりたくないもんよ。
いや、確かに世の中には府男子受けってのがあるがな?自分の身に降りかかってくるのはいやだよ!

俺は生BL見たくてこの学園に入ったけどさ、俺に言い寄られても困る訳。それを何勘違いしてるのか知んないけど、親衛隊なんつうもんが俺にもついちゃってよ。もうほんとどうしよーって感じだよな。風紀委員長が「お前の容姿はこの学園では人目を引くから親衛隊はつけとけ。」って言ってたけどさ、親衛隊って所謂ファンクラブだろ?
この学園ってほも~やバイが9割いるから、ファンクラブって言ったらやっぱりほもーな野朗ばかりな訳よ。
ほも~な野朗に守られてたら逆にそっちの方が危ないんじゃね?

不良の格好していれば襲われないだろうな~なんて考えてたけど、俺の考えはどうやら浅はかだったようだ。
兎に角これからは、あの御剣とかかわらないようにしなくちゃな。関わったら絶対最後。
俺の一男一女の夢は消えちまう。関わるのは嫌だけど生BLは見たい!
どうしたもんかな~…。

それにしても風紀委員長が御剣の親衛隊隊長になってたな。
風紀委員長X編入生か。なかなか良い選択だ。だが、俺は俺様生徒会長X編入生が良かったな~。
ま、これは俺の趣味だからどうにもならんか…。
あー、後編入生総愛されもなかなか良いよな。
あの容姿だったら、それもありなんじゃね?ないか…?いや、ありだろー!絶対ありあり!
これから楽しくなりそうだな。

ふふ。府府府。

おっとこうしちゃいられねー。あいつのとこにいかねぇとな。この想いのたけをあいつと語り合わないとな!
ん?あいつって誰かって?生徒会書紀の宇佐美海だよ。あいつも実は府男子なんだよ!
いや~、お仲間がいるとは思わなかったから、もー嬉しくて嬉しくて!

やっべ、もう10分も遅れてる、急がなきゃ!

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2015-03-31 19:50 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 21話 生徒総会が始まったのだ!2

「敬礼!」

壇上に登った親衛隊の皆さん。
親衛隊総隊長の敬礼と言う言葉に従って親衛隊の方々が右手を胸にクロスさせています。
親衛隊総隊長の新家尚次(しんけなおつぐ)さんは、親衛隊を総括されるお方です。
親衛隊と言うものには規則なるものがあり、どんなやんごとなきお方であろうとその規則を破ることは許されておりません。
その規則と言うのはどなたかの親衛隊に入らないと教えてくれないそうです。親衛隊の機密だと豪さんが後に教えてくれました。

「休め!」

新家さんの休めと言うお言葉に親衛隊の方々は、胸にあてていた右手を今度は後ろで組み楽な体勢になっています。
この敬礼と休めと言うのは、親衛隊の中では当たり前のことなんだそうですよ。これも豪さんが後に教えて下さいました。
これをきっちりできないと親衛隊の皆様に特訓をさせられるそうです。特訓とはどうゆうものなのか聞いたのですが、これも教えてはいただけませんでした。

「新入生の皆さん、親衛隊総隊長を勤める新家尚次です。」

新家さんの挨拶が始めりました。
壇上の真ん中のマイクを前に立って話しをしている新家さんは、天使と見紛う美しさをしております。
金色のウェーブの掛かった髪を無造作にし、ばら色の唇は艶やかで、琥珀の瞳は凛とし、色香の漂う雰囲気は花園に咲く薔薇のよう。
美しいと言う言葉はこのお方の為にあるのではないでしょうか。天使に見紛う様相は後光さえも見えてくるようです。
挨拶を終えられ新家さんがにっこり微笑みました。
これぞまさに天使の微笑みです。どなたも声がでないようです。いつもだったら黄色い声が飛んでるのですが、新家さんの場合は声が出ないほどの美しさ。本当にこの方は人間なんでしょうか?

「では、新たに新設された親衛隊をご紹介しましょう。田井光輝親衛隊隊長八田直哉(はったなおや)、副隊長南武静(なんぶしずか)前へ。」

新家さんがそう言うと、光輝の親衛隊隊長と副隊長がマイクの前に立ち宣誓をします。

「田井光輝親衛隊隊長八田直哉です。私と南武、それから田井様の親衛隊と共々、田井様お守りいたします。」

生徒会席に座ってる光輝に皆の目がそそがれます。
それはそうでしょう。八田直哉さんも南武静さんも、この学園でトップを張るほどの頭脳の持ち主です。頭脳もさることながら、その見目は誰の目もひきつけるほどの美貌の持ち主です。そんな方に親衛隊になっていただける光輝は果報者ですね。僕は鼻が高いです。

「後藤友則親衛隊隊長、鵜方欧汰(うがたおうた)、副隊長、為岡信彦(ためおかのぶひこ)前へ。」

八田さんと南武さんが下がり次の親衛隊の隊長と副隊長が前に出てきました。
後藤友則さんは僕と同じクラスの不良さんですね。あの方にもすでに親衛隊が出来ていると豪さんが前に言っておりました。1匹狼の後藤さんは親衛隊なんぞいるか!と言っていたそうですが、この学園ではどうゆうわけか不良みたいな格好の方でも女性同様強姦にあうこともあるそうなので、親衛隊がついてないと危ないのだそうです。
見目麗しい方は大変ですね。


***


新入生の親衛隊の方々も残るところ、豪さんと末長さんのみになりました。
はて?豪さんも末長さんもどなたの親衛隊を作ったのでしょう?

「御剣誉親衛隊隊長、桐生院豪、副隊長末長明彦、前へ。」

え?今新家さん何とおっしゃいました?
ぼぼぼ、僕の名前をおっしゃいませんでした?これは何かの間違いではありませんか?僕は親衛隊を設立されるほどの容姿ではないと思うのですが…。
この学園に入った瞬間物が飛んできたような容姿ですよ?いいんですか?平凡中の平凡顔だと思う、いや、平凡より更に悪い不細工の部類の容姿だと思うのですが?!
姉さん、これは何かの間違いです!僕に!僕に親衛隊と言うものが作られるなんてー!

あー!あれですか!?豪さんも末長さんも見目麗しい方達ばかりを見ていたので、見目麗しい方達に若干見飽きていると言うやつですね?これは世に言うブサカワと言う部類なのでしょうか?あれです。ブサカワ代表のワサオ君よろしく僕もブサカワなのですね!
僕はこの学園でブサカワの1位に頑張ってなろうと覚悟しました。

「御剣誉親衛隊隊長、桐生院豪だ。1年、2年、3年のF組の生徒、風紀委員の人間は皆御剣誉を守る。」

豪さんがそう宣誓をされました。
1年から3年のF組のクラスと風紀委員と言うとすごい数になると思うのですが、この学園では今ブサカワが流行っているのですかー…。
これはますますもってブサカワ1位を独占しないといけないくらい頑張らねばなりませんね。
姉さん、僕は頑張ります!











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2015-03-30 19:53 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 20話 生徒総会が始まったのだ!1

こんにちは。誉です。
あれから3日たちまして、今日は生徒総会が行われる日です。

生徒総会は何かと申しますと、学園内にある部活や委員会の進行状況や予算案等々生徒の方々に報告するためのものです。
部活や各委員会の報告などは生徒会が纏めて生徒の方々に報告をするそうです。

生徒会補佐をしている光輝から聞いたのですが、部活や委員会の書類を纏めるだけでもそうとう大変だったようですよ。
補佐でもいないと今回の生徒総会はできなかったのではないでしょうかと光輝が言っていました。
光輝もいい仕事をしたみたいで、僕の鼻も高いです。
やはり、 光輝に補佐をお願いしてよかったと思います。

さて、光輝が生徒会補佐をしている間僕は何をしていたのかと言いますと、風紀委員補佐として学園内の見回り、それから風紀委員長、豪さんのお手伝いとして風紀委員に寄せられる事案の書類を作成したりなどしていました。
生徒総会を進行する点で、生徒会だけではできないものもあるので、今回風紀委員も生徒会の仕事をいくつか廻してもらい、お手伝いをさせていただきました。

そして今回全生徒に配られたのが僕の作った書類になります。
生徒会、風紀委員のお力になれたのが一番喜ばしいことですね。


あ、とうとう生徒総会が始まったみたいです。
生徒会と風紀委員の皆様が壇上に上がっています。

「「「「きゃ~~~~~」」」」

生徒会と風紀委員の皆様が壇上にあがった瞬間、あちこちから上がる黄色い声。
光輝のお勧めで耳栓をしていると言うのに、聞こえてきます。どんだけの声をだしているのでしょう。恐ろしいです。

「今回、生徒総会を行うに至って、生徒会補佐と風紀委員補佐になり生徒会の仕事を手伝ってくれた方々がいます。」

浅黄さんがマイクを持ってそういいました。

「1年A組 田井光輝、同じく1年A組御剣誉、壇上に上がってきなさい。」

僕は横に立っていた光輝を見ました。
光輝はうなずくと生徒の方々を分け入り、進んでいきます。僕もそのあとについていきました。

壇上に上がり、光輝は漣さんの横に、僕は豪さんの横に立ちました。
すると、おもむろに豪さんが僕の頭をムンズと掴みカツラを取り、瓶底眼鏡を取ってしまいました。

「うそ…」
「え?あれ誰?」
「何あれ…」
「え?御剣誉?」
「うそだ~!」

ザワつく体育館。

「うるさい、黙れ。」

豪さんの言葉で静まる体育館内。
僕と光輝は浅黄さんに促されて挨拶をすることになりました。

「生徒会補佐に任命された田井光輝だ。」

え?光輝、それだけですか?生徒会補佐になった意気込みなどはないのですか?まったくもって我が執事ながら嘆かわしい。田井家の子息たるものがそれではいけません!後で叱っておかなければ!

さて、今度は僕の番です。ここはびっちりきっちり、御剣の名にかけて挨拶をせねばなりませんね。
あ、そういえば姉さんに変装をといていいといわれているので、口調も直してしまいましょう。

「風紀委員、委員長補佐に任命されました。御剣誉です。皆様のお役に立てるかは分かりませんが、任命されたからには一所懸命勤めさせて頂く所存でございます。よろしくおねがいします。」

にっこり笑ってお辞儀をします。

「「「「うおおおおおおおおお」」」」
「「「「きゃ~~~~~~~」」」」

!!!

はうあ!

耳が!耳がー!
僕はヨロつきながら豪さんの隣にいきました。
すると豪さんが溜息をしてこちらを睨んでいます。
なんでしょう?僕また何かやらかしちゃったのでしょうか?

「それでは生徒総会を始めます。お手元の資料をご覧下さい。」

浅黄さんの言葉で始まった生徒総会は部活、各委員会、生徒会、風紀委員の活動を報告後、委員会や部活に割り当てられる予算を報告します。
予算については部長、副部長、各委員会の委員長、副委員長にすでに資料を渡しておりますので、その資料に書かれてあるものが納得できない場合のみ、ここで意見することができます。
ですが、どの部活も委員も何も言ってこないと言う事は、今年の予算はそのとおりでよいのでしょうね。

そして次に議論されるのが親衛隊の設立の報告。
今年の1年生は見目麗しい方々ばかりですので、親衛隊も多く発足されるだろうと豪さんが言っていました。

ちなみに親衛隊と言うものは部活や委員と掛け持ちできるそうですよ。
豪さんから聞いたのですが、光輝にはもうすでに親衛隊が出来ているそうです。
さすが光輝です!

「次に親衛隊発足についてですが、各親衛隊の親衛隊隊長、親衛隊副隊長は壇上に上がってきて下さい。」

浅黄さんがそう言うとここで生徒会と風紀委員の人間は壇上から降ります。
ここからは親衛隊総隊長のお仕事だそうです。
どかどかと壇上に上がっていく見目麗しい人々。

!?

ん?あれ?豪さんも末長さんも何故壇上に立っているのでしょう?
あ!もしかして光輝の親衛隊隊長と副隊長って豪さんと末長さんのことなのですね!
ああ、僕も光輝の親衛隊に入るのだった…。悔やんでも悔やみきれません。

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2015-03-28 19:22 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 19話 御剣誉の日常 2

夕方16時誉様、入寮。
一日の授業を終え、誉様を労わる時間でございます。
誉様の日々のこりをほぐすべく、私自らマッサージを施します。
この時が私の至福の時間でございます。
誉様の疲れを癒すのも執事の務め、明日に疲れを残すことがあっては許されることではありませんので、誠心誠意誉様に施術します。

「…ふぅ…」

夕方17時、施術終了。
ここから誉様は仕事に向かいます。
向かいますと言いましても、会社に向かう訳ではございません。
パソコンを立ち上げ、メールにて報告される事柄に目を通されます。

「光輝、三橋に至急連絡をとってください。」
「畏まりました。」

反乱分子は学園だけではございません。
誉様が経営されております会社の下請け相手や取引先にも存在します。
これは私ではなく誉様本人が叩き潰します。

「御剣です。三橋さん、このような数字で我社が貴社と取引するとお考えですか?……ええ。…それで?…言い訳は聞きたくありません。即刻数字を改善した報告書をお願いします。え?…今日は出来ない?ならば、いつできますか?――…3日も待てる訳ないでしょう…。明日までに報告書が出せないのならば、今後貴社との取引はないものと考えてください。それでは。」

誉様、お見事です。
今回は下請け会社の三橋だったみたいですね。
本来ならば、誉様がすることではないのですが、会社の担当者では手にあまったものなのでしょう。
誉様を煩わせるとは許しがたいですね。

私も裏から手をまわすことにしましょう。
その前に…。
誉様に夕食をとってもらわねばなりませんね。

「誉様、夕食のお時間です。」

テーブルの上にちらばっている報告書をまとめ、食堂に向かいます。
夕食も食堂でしますのは、朱莉様の命令によるものです。
なんでも誉様は朱莉様の命令でこの学園の調査をされているようでございますからね。
一旦とったカツラと眼鏡を誉様に着けます。


夜19時誉様 夕食。
ここでもまた物が飛んできますが、また投げ返します。

「おごぉ」

おや、顔面にクリーンヒットですね。
鼻血を噴出させて悶絶しておりますが、誉様に対しての所業、許されるものではありません。

「きゃーーー」
「天道様~」
「海藤様抱いて~」
「御子柴様~今日もかっこいい~」
「海ちゃん藍ちゃん夜も素敵~」
「海藤~抱かせてくれ~」

入り口に生徒会の方々が見えましたので、すぐに誉様の耳を塞ぎます。
誉様の耳をその汚い声で穢すとは言語道断。
あ、私の耳はすでに耳栓がしてありますので大丈夫です。
しかし、毎回毎回飽きないのですかね。
生徒会の方々と誉様では提灯に釣鐘、雪と墨でございます。
あのような容姿の者達にあそこまで声をはりあげることができるとは、この学園の方々は目が腐ってるのではないでしょうか。
ああ、許されるのなら今にでも誉様の変装を解きたいところ、ですが、朱莉様の命でそれはできません。
ここでも私は苦渋の思いで耐えるしかありません。

夜20時誉様、再度入寮。
生徒会の方々をあしらいまして、すぐに寮に帰ります。
セットしておいたタイマーでお風呂も即入れる状態です。
誉様に入浴していただきます。

「誉様、お風呂の用意ができております。」
「分かりました。」

誉様が入浴されている間に私は寝具の準備を整えておきます。
誉様がお風邪を引いてはいけませんので、寝具にいれておいた湯たんぽを抜き、枕もとのアロマを炊きます。
本日のアロマはリラックス効果のあるマンダリン。
誉様のその日のお体の状態でアロマは毎日変えております。


20時30分、誉様お風呂から出てまいりました。
誉様は寝る前に朱莉様に毎日の出来事を報告をします。
そしてメールにて報告書を送りますと、誉様の就寝時間になります。

「おやすみなさい。光輝。」
「おやすみなさいませ。誉様。」

夜21時誉様、就寝。

私の仕事はまだ終わっておりません。
誉様を起こさぬよう最大限注意し、明日の準備をすませ、明日の朝食の仕込みをし、お風呂に入浴して私も就寝です。
戸締りはきっちりします。
誉様を狙う輩がどこから入ってくるか分かりませんので、すぐにでも対処できるように枕元にはライフルを1本置きます。
私は誉様の執事兼SPですので、銃の使用は許可されております。
このライフルで誉様にあざなす、輩のどたまをぶち抜きたいところですが、そんな事をしては誉様を悲しませるだけですので、ぶち抜くことはいたしません。
ですが、夢の中だけはべつでございますよね。


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2015-03-27 19:31 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

やっと

お久しぶりです。為三です。

やっとやっと仕事も落ち着いてきたので、小説を再開していきたいと思います。

獅子の舞と誉君の小説ストックはまだありませんが、ががーっと書いてボチボチ投稿していくのでもしよろしかったら見てやってください。

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2015-03-26 21:09 : 雑記 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 18話 御剣誉の日常 1

お初にお目にかかります。
私(わたくし)、御剣家次子、御剣誉様の執事をしております。
田井光輝と申します。
以後お見知りおきを。

誉様は御剣家の跡取りではございませんが、将来御剣家グループの1グループを纏める立場にあらせられます。
誉様に仕えることは田井家にとって栄誉な事。
誉様のお世話をし、誉様の秘書になるべく日々精進をしております。
まだまだ誉様には敵いませんが、御剣家の今後の繁栄の為に私は努力を惜しむつもりはございません。

本日は誉様の1日をお送りしたいと思います。



*・*・*


朝6時、誉様起床。
誉様の為の朝食は、私自身が腕をふるって作っております。

「誉様、本日の朝食はベーグルとスクランブルエッグ、フロマージュブラン風ヨーグルトでございます。珈琲はグァテマラ産のコーヒーを濃いめに淹れました。」
「ありがとうございます。光輝。ではいただきましょう。いただきます。」
「いただきます。」

本来執事は主人と共に食事をとることは許されておりません。
ですが、学園と言う狭い空間と言うこともあり、誉様に一緒に食事をとることを許されておりますので、一緒に食事をとっております。

朝7時、誉様入浴。
綺麗好きの誉様は朝の入浴はかかしません。
私は誉様が入浴している間に全ての片付けをすませ、誉様の着替えの用意をします。
あ、誉様の入浴が終わったみたいですね。

「誉様、まだ髪が乾いておりませんが…。」
「大丈夫です。光輝。このくらい歩いているうちに乾きます。」
「いけません。誉様にお風邪をひかせてしまうわけにはまいりません。ドライヤーをかけますので、こちらにお座りください。」

ドライヤーをかけている間に誉様は誉様がまかされております会社の報告書と新聞に目を通します。
おっと、もうこんな時間ですね。
誉様を遅刻させるわけにはいきません。
私はドライヤーを切り、誉様の支度の手伝いをします。

はぁ…。
この学園にきてからと言うもの、誉様のこの朝の変装には気がめいります。
何が楽しくてこのような変装をされるのかは分かりませんが、朱莉様の命令とあらば私は口を出すことができません。

「ではまいりましょう。光輝。」
「はい、誉様。」

寮から校舎までは歩いて15分の道のりでございます。
運動をなされない誉様の体調管理も執事の務めでございますので、校舎に行く時間は誉様の良い運動になるので1日たりともかかすことはできません。

歩いている間に誉様めがけてものが飛んできますが、それを阻止するのも私の務めでございます。
そして、物を投げた本人にものを投げ返すこともかかしません。
誉様に逆らうものはその命で償うこともおかしくないことなのですが、誉様はお優しい方ですので、いつもお止めになります。

「光輝、そのような事をしてはいけません。お相手の方が怪我をされてしまいますよ。」
「申し訳ございません。」

朝8時15分誉様、入校。
授業に真面目に取り組む誉様にまたも物が投げられてきますが、これは誉様が気づいておりませんので、咎められることもございません。心置きなく投げ返すことができますので、ここぞとばかりに力をこめて投げ返します。

「ぶっふぅ~」

ふふ。頭にクリーンヒットしましたね。いい気味です。
本当は還付泣きまでに叩き潰したいところではございますが、ここが天王寺学園であり誉様の手前そのようなこともできません。仕方ありませんが、ここは耐えます。

昼12時誉様、昼食。
朝の授業が終わりますと、誉様と共に食堂に向かいます。
昼食もお作りしたいのですが、これは誉様より止められておりますので、食堂にくることになります。
その際、生徒会の方が誉様によく構われますので、生徒会の方々に牽制と、食堂に屯しております不穏な分子をここで叩き落とします。
これも誉様が気づいておりませんので、快く叩き潰すことができます。
ですが、まだまだ反乱分子がおりますのが頭の痛いところです。

昼13時誉様、再度校舎に入校。
昼の授業がはじまりますので、教室に戻ります。
廊下を歩いている途中、ここでもまたものが飛んできたり、野次がとんできたりしますので、全ての人間に対して牽制をします。
御剣家グループにあ仇なすとは、この学園の人間は良い度胸をしていると思います。
誉様が学園をご卒業あそばされたあかつきには即刻この学園を叩き潰したいところですが、天王寺が所有する学園ですので、そのようなこともできません。
せいぜい、誉様と交流のない方々を叩き潰す位でございますね。
嗚呼、誉様なんと御労しい。


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2015-03-26 21:07 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

小説のストック

こんばんは。為三です。

とうとう小説のストックが無くなってしまいましたorz

今度のお休みにまとめて書こうと思うのでもう暫くお待ちください。・゚・(ノД`)・゚・。
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2015-03-14 20:26 : 雑記 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 17話 僕は王道学園に編入したのだ!6

「豪さん、質問よろしいですか?」
「なんだ?」
「風紀のお仕事とは何をするのです?」
「ああ、それはだな。…末長、誉に教えてやってくれ。」
「はい。」

風紀のお仕事を教えて下さるのは末長さんみたいですね。
たしかに豪さんはめんどくさがりのところがあるので、説明等は他の人に任せることもありえますね。
それはだねと前置きをおいて末長さんが教えて下さいました。

風紀のお仕事は主に生徒同士の喧嘩、強姦の阻止、学園行事時の見回りだそうですよ。
この学園は女人禁制の学園ですので、女性に見紛う美しい方は強姦にあうこともあるのだそうです。
なんとも恐ろしい学園です。

豪さんが教えてくださったのですが、この学園はゲイやバイが大半でノーマルのかたは役1割にも満たないとおっしゃってました。健全な青少年だらけの学園では性嗜好が変わってしまっても仕方ない事なのだそうです。
誉も気をつけろと言われましたが、僕は皆さんのように華美ではないですから気をつけるも何もないと思うのですがね。

「あ、誉1つ言い忘れていた。」
「何でしょう?」
「今度生徒総会があるのだがな、その時までは変装をとかないようにと朱莉が言っていた。」
「分かりました。その生徒総会とはいつあるのです?」
「生徒総会は3日後だ。」

今度の生徒総会で変装をとくとのことだったのですが、段取りは豪さんと末長さんがするのだそうで、誉は何もしなくてもいいといわれました。
放課後風紀委員の仕事を教えるといわれ、僕は豪さん達と昼食に向かったのです。


***

「「「きゃ~~~」」」

食堂についたとたんこれです。
さすがの僕もそろそろ慣れてきましたよ。
僕は豪さんと末長さんと一緒に食堂にきたのですが、あいにくどの席もうまっています。
さて、昼食をどこでとりましょうかね~と考えていたら

「なんであんたが桐生院様と一緒にいるのさ!」

とお皿が飛んできました。
目の前に来たその人は僕の顔を見るなり、殴りかかろうとしてきました。
ですが、それを寸でで止めてくれたのは末長さんでした。僕は末長さんにありがとうございますと丁寧にお辞儀をします。

「風紀委員補佐にたてつくとはお前はいい度胸をしているな。」

豪さんは目の前まで来たその方の胸倉をつかんでいます。
いけません!風紀委員たるものが暴力をしてしまっては!

「豪さん、駄目です!風紀委員たるものが暴力をしてしまっては!」

豪さんは僕を見ると、舌打ちをしてその方の胸倉を離しました。
けほけほと堰をしているその人。またまたなんと御可愛らしい。
金色に近い髪の毛は少し長めで後ろで括り、大きな目は零れ落ちそうですし、雪のような白い肌に、さくらんぼ色の唇はどこをどう見ても美少女です。

「風紀委員補佐?」

あんぐり口をあけてびっくりしている方。

「お初にお目にかかります。この度風紀委員委員長補佐に任命されました。御剣誉です。」

僕はその美少女さんに握手を求めました。

「風紀委員委員長桐生院様の親衛隊隊長、相羽一真(あいばかずま)です。」

握手に応じてくれた相羽さんは握手をしながらもまだ驚いてる様子です。
相羽さんは豪さんに見直りました。

「風紀委員補佐とは何です?今までそのようなものはなかったように記憶してます。桐生院様がこのような方を補佐に任命されるとはとうてい思えない容姿ですが…」
「誉は俺の幼馴染だ。親衛隊隊長のお前が誉にたてつくのは許しがたい。俺が補佐に任命したのが気に入らなければ、親衛隊なぞ辞めてしまえ。」

冷たい口調の豪さん。相羽さんは今にもこぼれおちそうな雫を目に溜めています。

「話は以上だ。席につけ。」

そう言うと豪さんと末長さんはスタスタと歩いていきました。
相羽さんを見て歩き去った2人を見てそれからまた相羽さんを見ました。

「いい気になるなよ。ゲス」

相羽さんはそう吐き捨てると食堂を出て行きました。
僕はいい気になるつもりなどありません。ですが、僕がとった行動でなにかしら相羽さんが不快に思われているのは事実。僕はいったい何をしてしまったのでしょう。

「誉、おいで。」

豪さんにそういわれて僕ははっとしました。くよくよ考えたって仕方ないのです。
今は全力で昼食です!

豪さんについていくと2階席へと足を伸ばしていました。

「豪さん、ここは生徒会の方々の部屋では?」
「ここは役職持ち専用の部屋だ。風紀委員もここを使用する許可をもらっている。誉も風紀委員委員長補佐なのだからここで食べてもなんら問題はない。」
「補佐も一応役職だからね。」
「そうなのですか。」

豪さんと末長さんが親切に教えて下さいました。
2階席の階段を上がるときそこかしこでコソコソと何か言い合っているのが聞こえましたが、僕が風紀委員の腕章をつけてるからか、ものが飛んでくることはありませんでした。
風紀委員ってすごいんだなーと思った僕なのでした。


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2015-03-14 19:32 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 16話 僕は王道学園に編入したのだ!5

さてさて僕は豪さんが取り仕切っている風紀委員室にきました。
光輝は生徒会室においてきましたよ。生徒会補佐ですからね。
今は漣さんや浅葱さんに色々教えてもらいながら生徒会の仕事をこなしている事でしょう。

それにしてもお腹がすきました。
僕はまだお昼ご飯を食べておりません。
ですが、その前にやることをやっておかねばなりませんね。

「誉、ちょっとそこのソファーに座っててくれ。」

僕は豪さんに言われて目についたソファーに座りました。
生徒会室もすごいなーと思ったのですが、この風紀委員室もすごいです。

5人は座れるであろうソファーに、立派なテーブル。
テーブルの上には来客用であろう、高級なお菓子。
やはり天王寺グループが所有する学園はすごいです。

どっかに行っていた豪さんが戻ってきて僕の目の前に紅茶を置いてくれました。

「皆そろそろ戻ってくるだろうから、少し待っててくれ。皆戻ってきたら紹介しよう。」

豪さんはそう言うと奥の部屋に消えていきました。
きっと執務室で風紀のお仕事でもするのでしょうね。



***


何分たったのかはわかりませんが、がちゃっと音をたてて風紀委員室のドアが開きました。
入ってきた人は僕を見るなりぎょっとした顔をしています。
ですが、すぐに顔を戻すと豪さんが消えていった部屋に入っていきました。
それからバラバラと人が風紀委員室に来て、やっぱり僕の顔を見るなりぎょっとしています。
そんなに驚く事なのでしょうか。僕も風紀委員の一員になるのですから、そこまで驚かなくても…と思うのですがね~。

豪さんと最初に入ってきた方が部屋から出てきました。

「お、皆戻ってきているな。」

豪さんは部屋に入ってきた人達の顔を見渡すと、僕の横に座りました。
そして僕の頭を撫でると、僕のカツラをとってしまったのです。


!!!

僕は驚いて豪さんをみました。

「な!何をするんですか!」
「誉、変装をとけ。それにしてもなぜそんなかっこうをしている。」

風紀委員室に来るときに僕はマリモヘアと瓶底眼鏡をしてたのですよ。
僕は姉さんに言われた事を言います。

「これは姉さんに言われたのです。変装をしておけと。」
「ふん。確かに普段の誉でこの学園をウロウロするのは危ないな…だが、風紀委員に入ったのだからその変装もいらないだろう。」
「ですが…」

僕は姉さんの依頼である調査にこの学園に編入してきたので、姉さんの許可が出るまでは変装をといて校内をウロウロすることはできません。

「誉、安心しろ。何かあれば俺が守るから。」
「姉さんの許可が無ければ、変装をとくことはできません。」
「ふむ、じゃぁ朱莉に聞いてみるか。」

そう言って豪さんはさっき出てきた部屋にいってしまいました。
マリモヘアをとられてしまったので、僕は瓶底眼鏡もはずすことにしました。
すると、周りにいた人達が溜息を吐いています。どうしたのでしょう?なにやら顔も赤くなっております。
あ、風紀委員では見回りをすると聞いてますし、もしかしたら走って戻ってきたのかもしれませんね。

「御剣誉君」
「はい。」
「俺は風紀委員副委員長、末長秋彦(すえながあきひこ)だ。よろしく。」
「役にたてるかはわかりませんが、これからご指導ご鞭撻のほどよろしくおねがいします。」

豪さんの横あたりに立っていた末長さんがにっこり微笑んで僕に握手を求めてきました。僕も握手に応じます。

それにしても本当にこの学園の方は華美な方が多いです。
目の前の末長さんも所謂イケメンと言うやつなのでしょうね。
短髪の黒髪は外見的に真面目そうに見えますが、シルバーフレームの眼鏡の中の瞳は優しそうな感じがします。
優しそうな感じもするけど、少し冷たい印象もありますが、やはりその美麗な顔立ちはそれすらも忘れさせそうな雰囲気です。

「誉、待たせたな。」

豪さんが戻ってきました。

「誉、もう変装はしなくていいそうだ。」
「そうなのですか?姉さんの許可がとれたのです?」
「ああ、友人がどうのと言っていたが、変装はしなくていい。ってよ。」
「分かりました。」
「放課後に電話しろと朱莉が言ってたぞ。」
「はい。」

豪さんはパンと1つ手をたたくと僕に立つように言いました。

「紹介しよう。風紀委員委員長補佐に任命した御剣誉だ。今日から風紀委員として働いてもらう。」
「御剣誉です。役にたてるかどうか分かりませんが、これからよろしくお願いします。」

豪さんに紹介をしていただいたので、僕は皆さんに微笑みながら挨拶をしました。
たしか風紀委員と言うものは学園の風紀をとりしまるものです。ですが、僕は風紀のお仕事が何をするのか分かりません。
中学の時の風紀委員と言いましたら、学校の門に立って生徒の服装の乱れや遅刻者の監視、それから先生の代行で行っていた抜き打ち検査くらいしか知りません。
学校によっては風紀の仕事は違うと姉さんに聞きましたので、僕は質問することにしました。






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2015-03-13 19:54 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :

天王寺学園の誉君 15話 僕は王道学園に編入したのだ!4

「悪いが誉は生徒会にはやれねぇな。」

そう言って生徒会室に入ってきたのは僕の大好きな幼馴染。桐生院豪(きりゅういんごう)さんでした。
この豪さんはこの天王寺学園で風紀委員の委員長をされている方です。
将来僕の片腕になると言われている、桐生院財閥の三男の方です。
豪さんはとってもかっこいいんですよ。
漆黒の切れ長の目は凛としておりますし、後ろに長した漆黒の髪、無駄な肉のない体躯、すらりと伸びた足。
姉さん曰く、ワイルド系イケメンだそうですよ。
身長だって190近くあるんです。僕は豪さんに憧れてよく豪さんの服装を真似していた時期もありました。
でも、僕には似合わなかったのですぐ止めました。
僕の周りの方の中で家族以外で1番に誰が好きかと聞かれたら真っ先に豪さんの名前をあげることでしょう。
ああ、今日もかっこいいです。

「誉は風紀委員に入る約束をしているんだ。」
「ごめんなさい。会長さん、そうゆうことですので、生徒会に入ることはできません。」

顔を真っ赤にさせて怒ってる会長さん。
豪さんはソファーに座ってる僕の脇に手を入れると抱き上げました。
おお、この眺めはすばらしい。皆を見下ろす感じが僕はとっても好きです。背が高くなったきになるんですよね。ふふ。

「会長さんではなく名前でよべ!誉!」
「誉、それは前から約束していたのですか?」

眉をハノ字にして悲しそうな顔で聞いてくる浅葱さん。
先約がありましたので、生徒会入りを断ってしまったのですが、浅葱さんには悪いことをしました。
僕が言っていなかったのが悪いですね。

「ごめんなさい。浅葱さん、豪さんと前から約束していたんです。申し訳ないですが、生徒会の補佐は光輝でかまわないですか?」
「前から約束してあったのでは無理にとはいえませんね。」

ああ、どうしましょう。
浅葱さん泣きそうです。友人を泣かせるなんて僕はなんて酷い男なのでしょう。
僕を豪さんの肩をつんつん指でつついて、豪さんにどうにかできるように頼みました。

「報告は誉に来させるからそんな顔すんじゃねぇよ。」

豪さんの言葉を聞いた浅葱さんは顔をあげていかにも嬉しそうにこちらを見ています。

「豪がそう言うんであれば今回だけは許してやろう。仕方ないが、田井光輝、生徒会補佐を頼む。」

会長さんのその言葉に光輝は心底いやそうな顔をしましたが、誉様の命とあらば仕方ありませんと一応納得してくれました。光輝がいれば十人力です!きっと生徒会の方々のお役にたってくれることでしょう。
ちなみにこの学園の生徒会と風紀委員は仲が良いそうですよ。
姉さんが他の学園はだいたい生徒会と風紀委員は仲が悪いのがお決まりなのだとおっしゃってました。
学園の行事を担う2つの要が仲が悪くては連携がとれないと思うのですけどね、他の学園の生徒の方々は大変ですね。

「ところでさぁ~ほーちゃんと豪くんて知り合いなのぉ~?」
「「あ!それ気になってた!」」

達也さんがいきなり聞いてきました。
僕は豪さんの顔を見てそれから生徒会の方々の顔を見てから言いました。

「豪さんは僕の幼馴染です。僕のとっても大好きな人です。」

にっこり笑ってそういいますと、浅葱さんも会長さんも真っ青な顔になり、うなだれてしまいました。あら?どうしたのでしょう?達也さんは何故だかにやにやしていますし、双子の書紀さんは2人して驚いた顔をし口元に手をあてております。
そんなに驚くことだったのですかね?僕にだって友人の1人や2人いるのです。
あ、僕がこんなひょろっこいから友人がいないと思ったのですかね?それに浅葱さんは僕の友人第2号です。

「浅葱さんのことも大好きですよ。」

浅葱さんにそう言うとぱぁぁって感じで顔を上げ、今にも泣きそうになっております。
浅葱さんはよく泣く人なのですね。友人には泣いてほしくありません。

「浅葱さん泣かないで下さい。浅葱さんにはいつでも笑顔でいてほしいんです。」

浅葱さんは僕の顔を真っ赤にして、ぶっきっちょに笑ってくださいました。

「「誉ちゃん、僕はー?」」
「俺はぁ~?」

双子の書紀さんと達也さんが聞いてきました。

「藍さんも海さんも達也さんも好きですよ。」
「「ほんと~!やったー!」」

双子の書紀さん基(もとい)、藍さんと海さんが豪さんの側に来て豪さんの周りを楽しそうに回っております。
あ!これがねえさんの言っていたやつではないでしょうか?ぐるぐるってして双子の片割れをあてるやつ!
んー、でも顔は双子なので同じなのですが、藍さんも海さんも見た目が全く異なります。髪の毛の色も目の色も同じなのですが、髪型が全く違うんですよ。
藍さんは耳くらいの髪を無造作にしておりますし、海さんは肩より少し上でそろえてきっておりますし、双子でもここまで違うと別人に見えますね。

「何故俺だけ会長なんだ!」
「え?」

悔しそうな顔で会長さんがそういいました。ですが、その意味が僕には分かりません。

「誉は俺のことを漣と呼べばいいだろう!」

あー、なるほど。名前で呼んでもよかったのですね。
友人は下の名前で呼ぶんだと前に豪さんに言われたのですが、これって友人になってもよいと言うことですよね?
なんともありがたいことです。

「はい、漣さん。」

満足気に笑う漣さん。

「豪さん、僕友人が増えました。」
「良かったな、誉。」
「はい。」

にこにこ笑って豪さんにそう言いますと、豪さんが頭を撫でてくれました。
さて、生徒会補佐が決まったところで、僕は豪さんと約束をしていた風紀委員に入ります。
そのためにはまず、風紀委員の方々と挨拶をすませねばなりませんね。
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2015-03-12 19:46 : 天王寺学園の誉君 : コメント : 0 :
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