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書店員高宮空音の恋事情 11



本日2回目!こんばんは。為三です。

書店員高宮空音の恋事情を更新しました。

今年最後の小説は空音で締めくくりたいとおもいます。

初めて書いた小説俺的恋愛感より書店員高宮空音の恋事情の方が好きなのです。
どんな表現をしようかなーと色々迷うこともあるんですけど、基本的に暗い話より明るい話のほうが好きでこれを書き始めたときは頭の中が妄想でいっぱいになり大変だったこともあります。

空音にあんなことさせたいこんなことさせたいって考えるだけで面白い。
獅子の舞と同時進行で書いてるので空音のほうはなかなか進まないのですが、生暖かい目で見守っていただけると嬉しいです。

と言うことで、今年も残りあとわずか。
駄文・誤字・脱字の多い小説ですが、これまで閲覧してくださり、誠にありがとうございました。
そして来年もじゃんじゃん書いていくの、どうぞよろしくおねがいします!

皆様にいたりましては来年も良き年でありますように願っております。

それでは、今年最後の小説、書店員高宮空音の恋事情11をご覧下さい。





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2014-12-31 20:26 : 書店員高宮空音の恋事情 : コメント : 0 :

柳城学園猫化計画

こんばんは。為三です。

大晦日ってことで、今回は獅子の舞の番外編といたしまして、柳城学園の夕月や高臣のセリフだけのやりとりをかきました。

セリフだけって案外難しいんだなーって思った。

大晦日って言っても内容は全然それじゃないんですけどね…。


では、獅子の舞番外編、柳城学園猫化計画をどうぞ。



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2014-12-31 19:50 : 番外編 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

獅子の舞 11

新入生歓迎会前日。

夕月は朝のホームルームが始める前に生徒会室に立ち寄った。

新入生歓迎会のプリントを取りに行くためだ。

季節ごとの行事事は、主に生徒会が中心になって行う。
行事の準備、その時々の行事の手配、行事の予算、それらを生徒会で行い、次いで風紀委員に進行を知らせる。
部活の試合の手配や予算なども全て生徒会がまとめている。
言わば、生徒会とはほとんどが雑用仕事だ。
生徒会で対処できないものに関して学園の理事長、若しくは学園町が引き受けることになる。

それよりも細かな雑用はほとんど夕月がやっていた。
プリントを取りにきたのも、明日の新入生歓迎会のプリントを全クラスに配るためである。

3年のE組から配り、2年のS組のところで立ち止まった。

―ここって臣のクラスか。

教室の中に入り、教卓の上にプリント置く。

廊下が騒がしくなり始めた。
そろそろ生徒達がくるのだろう。
夕月が教室から出ようと扉を開けると、目の前に高臣が立っていた。

「おはよう。夕月プリント配ってるのか。えらいな。」
「うん。臣おはよう。」
「しっかりな。」

高臣はそういうと夕月の頭を撫で、自分の席に鞄を置き、そしてまた教室から出て行った。

―生徒会室かな?

夕月は高臣の背中を見送るとプリントを配る為に教室をでた。


***


自分の教室に戻ってきた夕月は、今日配ったプリントを見た。
そして目に飛び込んだきたのは、腕章の箇所。

・青腕章 武道のたしなみがあるもの。
・赤腕章 生徒会、及び部活、委員会の会長、副会長。
・白腕章 武道のたしなみがないもの。

―あ!まんまとだまされた。

青腕章をつけろと高臣に言われ、しかもつけると言ったご褒美が会議室にあったケーキだった。
夕月はそれを1人で平らげてしまったのである。まさに後悔先に立たずとはこのことだ。

プリントを眺めていると、A組にも人が入ってき始めた。

「ゆーちゃん。おはよう。」
「おはよう。凛。」
「夕月、おはよう。」
「おはよう。ほず。」

自分の親友と言えるであろう2人に、朝の挨拶をすませると又プリントに目をやった。

「それって、明日の新入生歓迎会のプリントだよね?」
「うん。」
「見てもいい?」
「ああ。」

凛はプリントを受けるとまじまじと見つめる。

「うわー。これすごいね。誰が考えたんだろ。」
「んー。適当に言ったらそれが採用されてた。」
「この綿密なルールもゆーちゃんが?」
「いや、それはほとんど高臣と彩音さんが考えた。」
「へぇ。すごいね。明日が楽しみだね。ゆーちゃん。」

凛は夕月にプリントを返すと席についた。
夕月は改めてプリント見る。

―うーん。青腕章か~。手抜けばいいよな。

心の中でぼやく夕月であった。






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2014-12-29 22:47 : 獅子の舞 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

書店員高宮空音の恋事情 10


こんばんは。為三です。

書店員高宮空音の恋事情を更新しました。

今回ちょっとおかしくなっちゃったけど、後からなんとかする予定です。
なんとかなるといいけど・・・。

本編は折込にて。


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2014-12-29 18:52 : 書店員高宮空音の恋事情 : コメント : 0 :

獅子の舞 10

新入生歓迎会の鬼ごっこが大まかなところまできまった5月の下旬。
夕月は、会議室でスイーツを食べながら生徒達に配るためのプリントをコピーしていた。

「夕月、それが終わったら発注通りに腕章が届いているか調べてくれ。」
「んぐ・・・うむん。」

夕月は口の中に頬張っていたケーキを飲み下し。

「腕章って何枚あればいいの?」
「白青赤あわせて340人分あればいいが、さすがにここまで多いと誰がどの腕章をつけるかわからんからな。発注した腕章は500枚だ。」
「え?500枚?」
「そうだ。夕月1人では大変だから…そうだな、司郎と一緒にやってくれ。」
「あー。うん、分かった。」

印刷されてくるプリントを取っている司郎に高臣が声をかける。

「司郎、行ってくれるな?」

そういわれて明らかに嫌そうな顔をする司郎が何か言う前に夕月が答えた。

「ひよ、よろしくー。」
「ひよって言うな!」



***

生徒会室に届けられた腕章のダンボールは全部で5つ。
ダンボールの中に100枚入っている。

手前にあったダンボールをあけ夕月はチェックシートを取り出し数を数え始めた。
司郎もその横でダンボールを開ける。

「なぁ、なんでひよって呼ぶんだよ。」
「えー?ひよこって呼んだ方が良い?」
「そうじゃなくて!俺の名前司郎って言うの!」
「うん、知ってるよ。けどひよの方が可愛くない?」
「可愛くない!」
「えー。見た目であだ名つけただけじゃん。そんなに怒らなくても…。」
「ナイトメアのメンバーに可愛さを求めるな!」

夕月は数えている手を止め腕を組んで考え込んだ。

「うーん。んじゃシロでいい?」
「はっ!?」
「名前司郎でしょ?だからシロ。」
「なんか犬っぽいんだけど。」
「んじゃひよでいい?」
「ぐっ!」
「シロでいいね。」
「ああ、もういいよ!それで!」

そう言ってにっこり微笑む夕月の顔に真っ赤になって照れた司郎であった。


***

腕章の数を数え終わり、会議室に戻ると夕月は目を輝かせた。
会議室の机の上には、先ほどよりも豪華なケーキ。

「おみ。おみ。これどうしたの?」
「ああ、夕月に頼みたいことがあってな。」
「何?何?」
「俺の頼みを聞いてくれたらそのケーキ食べていいぞ。」
「ほんとうにー?頼みって何?」
「新入生歓迎会のときの腕章、夕月は青の腕章をつけて欲しいんだ。」
「それだけ?」
「ああ、それだけだ。」
「いいよ!だからあれ食べて良い?」
「本当にいいんだな。」
「良い!男に二言はない!」
「なら、どうぞ。堪能してくれ。」

高臣のその言葉を聞いたとたんケーキに飛びついた夕月はこれから起こることを知るよしもなかった。

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2014-12-29 17:40 : 獅子の舞 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

獅子の舞 9

ここ1週間ほど、夕月は外にでることができなかった。
それもこれも生徒会の仕事に追われ、寮の自室に戻れば眠気に勝てずにベットに潜り込んでしまうためだ。

柳城学園にきてからこれまで夕月は毎日喧嘩の喧騒の中にいた。
そんな夕月が、この1週間程、外に出れないということは、夕月自身にストレスを与えるばかりだった。

―外にでたい。

そう思う夕月だが、疲れた体では外にでることも出来ない。
だが、この1週間夕月の心は穏やかだった。
その穏やかな日常も良いと思う夕月は、自分自身のそんな想いに戸惑うばかりだった。



***

放課後になれば、夕月は生徒会に行き高臣や彩音の仕事を手伝った。
月末に行われる新入生歓迎会に向けての準備で生徒会の面々は忙しい日々を送っていた。
会計担当である祥吾がモデルの仕事をしていることもあり、夕月はその手伝いも行っていた。
そんな忙しい中夕月はストレスだけを募らせていた。

「ああ!ストレス発散したい!スイーツだけじゃもうだめだ!」

とうとう夕月は弱音を吐いた。

「何がしたい?」

高臣のそんな言葉に夕月は暴れたいと言い、体を動かしたいと訴えた。
すると高臣は、武闘館にこいと言う。
その言葉に夕月は立ち上がって武闘館に向かった。

武闘館の中では、生徒達が部活に勤しんでいた。
空手をやるもの、柔道をやるもの、中には夕月の知らない格闘をやっている物達までいた。

「おみ、あれ、何て言う格闘?」
「あれは、古武術と言うものだ。」
「古武術?」
「昔から日本のみで伝えられている武術だ。古武術といっても色々あってな。蓮池がやっているものは剣術に近いだろう。それように作られた体でないとあのもののように木刀を振ることなどできない。」

そう言って高臣は、がっしりした体格の男を顎でしめした。

「剣道と一緒と思うなよ?あれとはまた違ったものだ。」

高臣が蓮池ちょっと来いと呼ぶと蓮池と呼ばれた男は高臣の前に立った。

「藤堂さん、こんにちは。今日またどうしてこんなところに?」
「夕月が体を動かしたいと言うのでな。ちょっと来てみたんだ。」
「古武術をやりにきたんですか?」
「そうゆう訳でわないんだが…。」

何を思ったのか高臣は、腕を組んで考えこんでいる。

「蓮池、ちょっと夕月の相手をしてやってくれ。」
「え?大丈夫ですか?この子すごい細いし、俺とやったら骨折れちゃいますよ?」
「大丈夫だ。それとも夕月は、蓮池とやるのが怖いのか?」

挑発されたことに気づいた夕月だったが、蓮池が持っている木刀をひったくると

「俺が負けるわけがないだろう。」

と高臣の挑発にまんまとかかってしまった。

「夕月、お前にまだ木刀は振り回せない。木刀なしでやるんだ。」

そう言って高臣は夕月の持ってる木刀を奪い取ると、部活をやっている物達のいる場所に促した。

蓮池の前に立った夕月は、ボクシングの構えを取り、相手の様子を伺った。
じりじりその距離を詰め、蓮池に向かってジャブを連発して繰り出す。
次の瞬間夕月の体は地面に倒され天井を見ていた。何が起こったのかわからない夕月は蓮池を見る。
そして立ち上がり、もう1度蓮池に向かっていった。だが、またも天井をみている。
意地になった夕月は更に腰を深く落として蓮池に向かっていくが、何回やっても天井をみる。

「くそっ!なんだよ!なんなんだよ!その技!」

苛立った夕月は蓮池に向かって言う。

「これは、合気道だよ。合気道はしらない?」
「知らない!」
「知らないのでわ仕方ないね。合気道というものは、少しした力で相手を投げ飛ばすことができるんだよ。」

そう言って蓮池は夕月を起こそうとし、またも床に転がした。
床に転がされた夕月は、蓮池に腕を取られそのまま固め技を食らい、何も出来ずにその場でもがいた。

「あう…。…痛い!…もうやめてっ!」

夕月の艶やかな叫び声に皆がその場で固まったのは言うまでもない。

涙まじりの瞳をしつつ、夕月は蓮池を睨み続けた。
固め技をとかれた夕月は腕をさすり

「痛い!馬鹿力!俺の腕を折る気か!」
「折る気はないよ。だけど、あのまま暴れたままだったら折れてただろうね。」
「抜け出そうと必死だったんだ!なのに!」
「解けなかったでしょ?合気道の技をくらったら暴れては駄目だよ。その反動で技が更にきつくなってしまうから、それよりも技を取られないことのほうが重要だから覚えておいて。」
「合気道使ってくるやつなんか分かるか!」
「格闘をやっているものは、その技を使っては駄目だからね。でも君は良い体をしていたね。何かやっているの?」
「特にやってないけど…。」
「細いと思ってた割に筋肉ちゃんと付いてた体だったよ。まるで何かをやっているような体だった。何をやっているの?」
「べ…別に…。何もやってない。」
「うそだね。もしや喧嘩かな?」

ギクッとした夕月は高臣にもう帰ろうと促した。
その様子を見ていた高臣は、やはりと、確信に近づいたことを悟った。


生徒会室に行く最中。
確かにストレスはなくなっているな、と考えた夕月だった。


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2014-12-29 12:46 : 獅子の舞 : コメント : 0 : トラックバック : 0 :

獅子の舞 8

放課後、夕月は中央塔にある生徒会室に向かっていた。
全てはスイーツの為に。

生徒会室の前に立ち、ノックをしようとしたところで、後ろに誰かの気配を感じた。
夕月は振り返る。
そこにいたのは、ツーブロックの金髪に、シルバーの3連ピアスをした男。

夕月は、見つけたと思った。
すぐに戦闘態勢に入る。

男に飛び掛り、上段に蹴りを入れる。
上段に入れた蹴りは空を切る。だが間髪いれずにもう1つの足で廻し蹴りを入れる。
男は腕をクロスにして衝撃から逃れる為に後ろにジャンプし、体制を整えた。
夕月は男の様子を伺った。

「あんたじゃない。」

夕月は、それだけ言うと生徒会室の扉にノックして入った。
男も後からついてくる。

生徒会室に入ると、高臣を見つけた夕月は静かに高臣に近づいた。

「おみ、来た。」
「バッチをつけろ。」

机の上に置いてあったプラチナに光る、桜の形をしたバッチをブレザーの胸ポケットにつけた。
男は怪訝な顔をして夕月を見ると

「にいさん、海田夕月か?」
「そうです。」
「さっきのはなんやったんや?」
「何も。」
「何もあらへんことないやろ。あんなところで襲ってきたんや。なんかあるにきまってるやろ。」

関西弁でしゃべる男は、生徒会会計であり、ナイトメアの特攻隊長一時祥吾(いっとき しょうご)。
耳から少し上をツーブロックにし、頭のトップを金髪にして無造作に後ろに流している、読者モデルをしているその容姿は、学校内で抱かれたい男2位に選ばれるほどだ。1位は藤堂高臣だが、祥吾も負けてはいない。

何もしゃべらない夕月に向けて祥吾は舌打ちをすると

「まぁ、ええわ。なんか訳ありみたいやしな。」

2人のやり取りを見ていた高臣は、夕月にソファーに座るように促す。

「そろそろ皆くるだろう。」

高臣がそう言った瞬間生徒会室の扉があいて彩音と朱里が入ってきた。
その後に続くのは、生徒会書紀であり、ナイトメアのメンバーでもある羽鳥耀(はとり よう)と天宮司郎(あまみや しろう)。
どちらの2人も学内で抱かれたい男5位以内に入る。
耀は黒い髪をオールバックにし、黒の瞳は高臣に負けず劣らず険しい、侍のようなに口をへの字に結んでいる様は、これぞ男の中の男と言う様相だ。
司郎は黄色の髪を短髪にし、1部刈り込んでいる。夕月より少し高い位の背だが、顔つきはおとこらしい顔をしている。

「…ひよこ…。ひよこがいる。」

夕月はポツリと呟いた。

「ひよこってなんだよ。」

司郎の言葉に夕月は司郎の頭を指差し

「…ひよこ。」

司郎は夕月のその言葉にてめー!と言って怒り、夕月はあ、気にしてたのかと納得した顔をして頷いた。

高臣は皆を会議室に連れて行く。
会議室に入った瞬間夕月は目を輝かせた。
会議室の机の上に置いてある、豪華絢爛な数々のスイーツ。

「お…おみ?食べていい?」
「まだだ。俺の話が終わったら食べていい。」
「話?」
「今度新入生歓迎会をやるのは知っているな?」
「知ってる。武闘会をやるんだろ?」
「そうだ。ただ今回の武闘会は少し趣向を変えようと思ってな。この生徒会のメンツではなかなかいい案がでない。そこでだ。夕月の意見も聞きたい。彩音、昨年の武闘会の説明をしてやってくれ。」
「はい。昨年の武闘会はですね。柳城学園の敷地内になる武闘館で、トーナメント形式でやってました。クラスの代表がその武闘会に出ることになってたのですが…。今回個人戦に切り替えようと思いまして。でも個人戦をやるにしても、武道をたしなんでいるものでないと参加できないわけですよ。」
「喧嘩をしたこともない生徒もいるでしょうからまず無理でしょうね。」
「そこなんですよ。困ってるのは、クラス対抗戦なら出来るのですが、全員参加の個人戦となるとどうしても・・・。」
「武道にしなければいいのでは?」
「武道にしないと言うのは?」
「鬼ごっことか、かくれんぼとか、缶蹴りとか?」
「鬼ゴッコか。」
「普通の鬼ゴッコでは面白くないので、少し趣向をこらしたものはいかがですか?例えば、武道の心得のあるものとないものにわけて、鬼ゴッコをするとか。で、武闘の心得のあるほうは、何をしてもよいというか、捕まえるのに武闘で倒してから捕まえる。倒すと言う言葉はだめですね。降参したら捕まる感じにしたほうがいいですね。武道の心得のないものは、普通に鬼から逃げる。」
「ふむ。」
「景品はあるんですか?」
「一応考えているのですがね。如何せんこうゆう学園でしょ?海外旅行と言っても生徒のほとんどが、財閥の子息とかですから、何回も行ってる海外に今更面白いもなにもないですし…。とりあえず1位~3位のものには、生徒会メンバー全員との食事会。4位は好きな人と1日デート、5位は好きな人食事会。こんなところです。」
「変な景品ですね。」
「僕もそう思いますが、こうゆう学園ですからね。ちょっとやそっとじゃ喜ばれないのですよ。」
「そんなもんですかね。」
「そんなもんです。」

夕月と彩音のやりとりを見ながら高臣が、決まったなと言い。

「よし、夕月の案を採用しよう。これなら個人で参加できるからな。」

夕月は待つことができないのか、ちろちろ高臣とスイーツを交互に見た。

「夕月、食べていいぞ。」

目を輝かせた夕月は、まず目の前にあったショートケーキワンホールをニコニコ顔で平らげ、次にベリーのタルトをワンホール平らげ、まだ足りないとばかりに手を伸ばしたところで皆の様子を見れば、口を手で押さえた生徒会のメンバーだった。
高臣にいたっては、そんな夕月の様子をニコニコ笑って見ながら、夕月の頭を撫でていた言う。
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2014-12-29 10:34 : 獅子の舞 : コメント : 0 :

獅子の舞 7

学校に入学して1ヶ月もたつと、夕月にも友人といえるものができていた。

前の席の小野田凛(おのだ りん)と、凛の幼馴染である冬川穂積(ふゆかわ ほずみ)。

凛と穂積はこの1ヶ月、夕月に食らい付いて離れないと言うほど夕月に付きまとった。
そんな夕月が凛と穂積に心を許したのは、学食でだされているスイーツだった。

***

それは、ある日の昼休み。

凛と穂積に無理やりつれてこられた学食で生徒が1人おいしそうにチーズケーキを食べるさまを見た夕月は、物欲しそうな顔をしてその生徒ガ食べているスイーツを食い入る様に見ていた。
その夕月の様子に気づいた凛が、学食でデザートコーナーがあるよと教えた。
それから毎日凛と穂積は夕月に餌付けをしていった。

白い生クリームがふんだんに使われた苺のショートケーキを見た瞬間、夕月は目を輝かせ、ショートケーキを1ホール程平らげ、それでも尚デザートコーナーでスイーツを物色すると言う脅威の甘党を見せていた。
凛と穂積はその夕月のかわいらしさにどんどんのめり込んだ。

今では、クラスメートの中で夕月の一番の友達だといえるだろうその2人は、のちにこう言っていた。
”餌付けが大事。”と。


***

いつものように3人で学食で食事も程ほどにスイーツを堪能しているときだった。

学食の入り口できゃーと言う黄色い声が聞こえてきたかと思うと、生徒会の面々が学食に入ってきた。
そんな時でも夕月はスイーツに夢中だった。
高臣は夕月のその様子を見て、何を思ったのか、デザートコーナーに行き、数品ほど選ぶと夕月の隣の席に座った。
夕月はまだ食べたこと無いクレープを食べている高臣を見て思わず聞いてしまう。

「そ・・・そのクレープおいしいですか?」
「ああ。」

夕月は高臣の食べてるクレープが気になった。
夕月の視線に気づいた高臣は

「食べるか?」
「いいんですか?でも悪いし…。」
「遠慮するな。」

高臣はフォークでクレープを上手に切り分け、夕月の口元に持っていった。
夕月は、高臣を見て、凛と穂積を見た後に、高臣が持っているクレープに食らいついた。

「ん…おいしっ」
「そうか。よかったな。」

ニコニコ笑いながら食べる様を見た生徒達は、その笑顔に皆見惚れ、そしてこの時、夕月の親衛隊ができたのである。
夕月はそんなことは知らない。

高臣は考えた。あの甘党ぶりを生徒会にひきつけることはできないかと。

高臣は毎日毎日学食に行き、夕月が食べたこともないであろうスイーツを持参した。
高臣自身も藤堂コンツェルンのご子息ともあり、家にお抱えのパティシエがいる。
そのパティシエが作ったスイーツを持参して、夕月に食べさせた。

5日もたつと、夕月は高臣の持ってくるスイーツにメロメロだった。
そして、高臣は話を持ちかける。

「夕月。」
「はい?」
「生徒会補佐にならないか?生徒会で毎日スイーツを出すのだがな。皆お抱えのパティシエが作るものを持ち寄る。夕月は食べ放題だぞ?」
「俺、おかかえのパティシエいません。だから無理です。」
「夕月は食べる専門でいい。」

夕月は考えた。
生徒会で仕事をやるのは嫌だが、スイーツは気になる。
両方を天秤に掛けたところ、夕月はスイーツの誘惑にまけてしまったのだった。

「俺、生徒会補佐やります。藤堂さんよろしくおねがいします。」
「高臣でいい。それと、敬語もいらない。早速今日の放課後生徒会室にきてくれ。」
「分かり・・・った。高臣さん。」
「さんはいらない。」
「高臣?」
「そうだ。」

すると夕月は考え込んで黙ってしまった。高臣は生徒会に入ることがいやだといわれるのではないかと内心ハラハラした。夕月が顔をあげた。

「おみ。」
「俺のことか?」
「そう、高臣だと長い。だから、おみ。」

こうして夕月は、生徒会補佐として生徒会に入ることになったのである。


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2014-12-28 16:06 : 獅子の舞 : コメント : 0 :

私心。


こんにちは。為三です。

今日明日、2日お休みを頂いたので、この2日間で小説をはかどらせようと思っております。

それが過ぎたら休みもなく働きづめになるので小説を投稿できるか分からないです。
なのでできるときにやっておこうかと。

俺的恋愛感は、一旦区切りましたが、2章としてこれからの恭一と誠を載せていこうと思ってます。
まぁ、思うのは勝手なんであれなんですが。

空音君のほうはまだまだ終わることはないです。
今書いてる獅子の舞が自分の中で爆発的にアイデアがでてくるので、それを先にやっつけているわけですが、空音君のほうも書こうと思ってるので気長にお待ちください。

そして俺的恋愛感と空音君と獅子の舞とまた違った小説が頭に思い浮かんでしまってどうしたもんかと悩んでる状態なんですが、とりあえず今は空音君、キスはじ、俺的、獅子を先に終わらせてから掲載しようとおもってるので今考えが出てしまったお話はまだまだ先になると思います。

小説書いてて思うことは、色々なジャンルを書きたいなと言うこと。
ファンタジーから昼ドラみたいなどろどろなものもかきたいなーと思いつつ、爽やか学園ものもかいたいなーと思いつつ、出てくる出てくる私の妄想。

最初このブログを立ち上げたときにここまでなるとは思ってなかったんですよね…。
きっと途中で投稿するのやめちゃうんだろうなって思ってたw

でも、少しでも読んでくれる人がいてくれてることがとっても嬉しい♪
まだまだ続く私の妄想にもう少し?だけお付き合いください。

それではヾ(´ー`)ノバイバイ



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2014-12-28 14:01 : 雑記 : コメント : 0 :

獅子の舞 6

夕月が柳城学園に来たにはわけがあった。
それは、ある男を捜すため。
夕月は、1年前の事件で心を殺し、修羅になると決めた。
兄の夜月(やつき)、赤獅子を殺した男に復讐する為に。


***

2人の獅子は自分達の強さに自惚れていた。
2人でかかれば怖いものなどいない。
無敗を誇る2人の獅子は確信のない戦いの中で戦闘と言う魅惑に飲み込まれていた。

だが、その日は違った。
自惚れた2人の獅子は、手をだしてはいけない人物に手を出してしまったのだ。

いつものように2人は喧嘩の喧騒を探し町をさまよっていた。

「兄さん、今日は静かだね。」
「ああ、物音が何もしない。」
「今日は帰る?」
「もう少ししたらな。」

血に飢えた2人の獅子は、更なる血を求めて歩き続ける。
歩き続けて数分たったころ、喧嘩の喧騒が近くに聞こえた。

「夕月。」
「ああ、兄さん聞こえるね。」
「行こう。」
「今日は、どんな人達なのかな?楽しみだね。」

夕月はクスクス笑い、夜月は冷徹な笑みを浮かべ、喧嘩の喧騒に近づいた。

「「Shall we dance?」」

静かに笑って喧騒にまぎれる。
夕月が空を舞い、夜月が地で踊る。

戦いの中夜月が不穏な気配に辺りを見回す。
獰猛な獣から吐き出されるその気配は、夕月を捉えて離さない。

―どこだ?どこにいる?

夜月が辺りを見渡し、夕月の場所を確認した瞬間、夕月は巨大な気配に捕らえられた。
金髪の長髪に、左の耳に赤い3連ピアスをつけた男は、夕月の頬を舐めると、くくっと笑って夜月を見た。
夕月は自分の身に何が起こったのか分からなかった。
羽交い絞めにされて動けない夕月は、捕らえた男を見る為に振り向いた。
夕月は振りむいた瞬間ひっ!と言って固まった。
夜月は走った。夕月を助ける為に。

自分よりも頭1個分大きな男に蹴りを入れる、蹴りが男の顎を掠めた瞬間、夕月の体が離された。
倒れない男を見て、夜月は体が震えた。
その男を見ているだけでも冷や汗が噴出し、腹の底から何かが訴えかける。

―こいつは、やばい。

味わったことのないそれは、2人の獅子が始めて味わった恐怖だった。
動けない夕月の前に立ち、夜月は言う。

「夕月!走れ!」
「でも、兄さん。」
「いいから走れ!逃げろ!」
「でも、駄目だよ。兄さん。兄さんをおいていけないよ。」
「俺のことはいい。必ずおいつくから。先に逃げろ!」
「いけ!!!」

夕月は走った。
振りかえる事なく、息が続く限り走り続けた。
家につき、鍵を閉めると震える肩を抱いて、部屋の隅で蹲った。

何時間そうしていたのだろう。
窓から差し込む朝の光に気づいた夕月は、恐る恐る部屋の中を見回す。

「兄さん?」

ハッと気づいて外に出ると、夕月は昨日喧嘩があった場所に向かった。
物陰から空き地の様子をみるが、誰もいないようだった。

「兄さん…?」

空き地の真ん中で背中を向けて裸で倒れているものに気づき、近寄る。
赤い髪は兄のもの。夕月は恐る恐るその赤い髪の男を上向きにする。
夕月はそれを見て愕然とした。

肌は変色し、所々に紫色に近い痣、そして胸元には赤黒く染まった獅子の刺青。
夕月は夜月を抱きかかえた。抱きかかえた瞬間手に滑りのあるものが付着しているのに気づく。
異臭を放つそれは、男独特の体液を思いださせ、夕月は吐き気を催した。
夕月は兄の名前を何度も呼ぶ、だが、兄の声が聞けることは2度となかった。

夕月は叫んだ。

「助けて…助けて…っ!…誰か助けて!兄さんが…兄さんが!」

それを聞きつけた近くの住人が警察に通報した。
警察がくると回りは慌しくなり、夕月は夜月から離されることになった。

何度も何度も警察に向かい、兄は殺されたと訴えた。
だが、夕月の言葉に耳を貸すものはいなかった。
有名になりすぎた夜月と夕月。
警察の中では、赤獅子が死んだことを喜ぶものまでいた。これで町に平和が戻るのならば良いではないかと言うものもいた。
夕月の心は、打ちひしがれていた。
父は知らされず、母は男を追い掛け回し家に帰らず、兄と弟2人の生活だったが、それでも2人でどうにかやっていた。
だが、その兄も失うと改めて自分に何もなかったのだと気づく。

―俺は1人だ――……

信じられるものは、自分以外いなかった。
愛するものを失い、夕月の心は悲鳴をあげていた。
何の為に生きているのか分からなくなり、1日中家でボーっと過ごす日々が続いた。
ボーっとしてても腹は減る。ただ生きるだけの為に夕月は飯を食い、腹を満たした。

あるとき胸の奥でちりちりするものがあることに気づいた。
気づくと、その感情は大きく膨れ上がり、飲まれこみそうになり、夕月はとまどった。
その感情は、怒りと憎しみ。

―俺から大切な人を奪ったあいつが憎い。必ず見つけて殺してやる。

憎しみを生きる糧に変えて夕月は生きる。
夕月はその人物を探して夜の町をさまよう。
夕月はただその人物に会うためだけに生きた。

あるとき噂を耳にする。
金髪の3連ピアスの男が柳城学園近辺で目撃されることを。

夕月は柳城学園に行くために、中学に戻り勉強をする。
元々頭のよかった夕月は、特待生で柳城学園に入れるようになった。


銀獅子は町をさまよう。
金髪の長髪に、左耳の赤い3連ピアスの男を捜して――……


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2014-12-28 11:17 : 獅子の舞 : コメント : 0 :
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